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展覧会のご案内 / 和光ホール

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花 村上 豊

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時代をつなぐなかまたち ―絵画・彫刻・工芸―

  • 2009年2月19日(木) ~ 2009年2月28日(土)
  • 10:30~18:00(最終日は17:00まで)

過去、現在、未来へと連なる美しいものたち

 遥かな古(いにしえ)よりその技と意匠を凝らして、工芸家は美しい造形を世に問い、画家は描き、彫刻家は石を刻んできた。美の遺伝子は時を超えて連綿と連なる。井尾建二氏(金工)、前田純一氏(木工)、山脇智夫氏(洋画)、山崎 隆氏(彫刻)、大室桃生さん(ガラス工芸)、前田大作氏(木工)、前岡奈央子さん(金工)、木村太郎氏(金工)。

 世代もジャンルも異にする作家たちのグループ展が和光並木ホールで開催される。「世代ごとに感性のキャッチボールができれば、楽しいと思いまして」と今回の展覧会の中心となった井尾氏は語る。

 『デザインとは人間が生活することを考えること』。地金を裁断し、鍛金によって造形、彫金をほどこし繊細な透かし彫りで装飾する伝統的な美術工芸品から、和洋いかなる空間にあっても違和感を覚えない現代的なフォルムの作品まで。井尾氏の融通無碍(ゆうずうむげ)な発想の根幹にあるのが工芸高等学校時代の恩師のこの教えだ。
 今回、展観される金工と木工、あるいはガラス工芸とのコラボレーションは先人たちのデザインを現代につなぐものでもある。匣の飾り金具、パート・ド・ヴェールと銀のワイングラス、陶磁器の香炉に銀の火屋(ほや)など。工芸家たちは古くから構えることなく人間の生活を考え、用と美を伝えてきた。
 流麗な弧を描くスタンド、その先の細くしなやかな指で支えられ静かに宙にある薫球(くんきゅう)。毬香炉(まりこうろ)ともいわれるそれを指先につなぐのは茶室で用いられる釜(かま)の鐶(かん)である。世代をつなぎ、文化をつなぎ、今ここにある作品。さらに未来にもつながっていく。

 指物(さしもの)の技を現代的な木工につないで、祈りをテーマにした厨子。静謐でありながら明るい色彩にあふれた静物画。御影石を素材とした存在感豊かな彫刻。やさしい質感とフォルムのガラスの器。空間デザインの視点から気持のよい暮らしを実現する木工家具。精緻な装飾がほどこされた金工の作品。60代から30代までさまざまな世代の、さまざまなジャンルの作品が一堂に会する。そして、そこに美を見出す人々が集う。その相関関係こそが時代をつなぎ、美しいものの世界を形作ってきた。同時にこれからも変わることなくあり続けるに違いない。過去から未来へと連なるものづくりの美学を心ゆくまで堪能していただきたい。

 井尾建二 作 「銀製鳳凰文透彫薫球・鍛鉄スタンド」 高さ45.5cm 井尾建二 作 「銀製鳳凰文透彫薫球・鍛鉄スタンド」 高さ45.5cm
大室桃生 作 「赤色草文鉢」 径14.5×高さ10cm大室桃生 作 「赤色草文鉢」 径14.5×高さ10cm

出品作家(50音順・敬称略)

井尾建二(いお・けんじ)  大室桃生(おおむろ・ももお)
木村太郎(きむら・たろう)  前岡奈央子(まえおか・なおこ)
前田純一(まえだ・じゅんいち)  前田大作(まえだ・だいさく)
山崎 隆(やまざき・たかし)  山脇智夫(やまわき・ともお)

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