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福原義春写真展 ―私と蘭 138―

  • 2010年3月6日(土) ~ 2010年3月18日(木) 3月7日(日)、14日(日)休業
  • 10:30~18:30(最終日は17:00まで)

福原義春写真展 ―私と蘭 138―

福原義春写真展 ―私と蘭 138―

咲き誇る生命の神秘

 毎日蘭の世話をし、ともに生活する栽培家だけが知る開花の瞬間。その瑞々しい花の表情を写しとった一枚いちまいの作品は、私たちを多彩な色と造形の世界へと導いてくれる。資生堂名誉会長にして、東京都写真美術館長。文化の振興に積極的に取り組む福原義春氏が、20年以上にわたって撮り続けた自作の蘭の写真。厳選した138点は文字通り千紫万紅、花が魅せる姿の豊富さに驚かされる。

 園芸家としても知られる福原氏は、幼い頃から父・福原信義氏が愛好していた蘭とともに育ち、全日本蘭協会名誉会長を務める現在までさまざまな蘭の栽培・交配を手がけてきた。また、学生時代に書籍や科学雑誌の表紙を飾る写真を撮影していたほど、カメラとの付き合いが永く、かつ写真への造詣が深い。これまでに2冊の写真集にもまとめられ、その後も増え続ける蘭の写真は、写真家と栽培家が同一であるという幸運の成果なのだ。

 「蘭は家族と同じですから、開花した一番美しい時を記録するために撮ってきました」。福原氏はごく普通のことのように語るが、「虫の目で見たら花のどこに惹きつけられるか」を視点に、邪念のない観察眼で表現した自然の美は独特の存在感を放つ。その写真を最大限に生かすため、写真展には斬新な演出が仕掛けられる。たとえば作品は印画紙のまま天井から垂らし、額やパネルは一切使わない。大胆な発想で誰も見たことのない空間が構築され、写真の魅力に浸るひとときが供される。

 蘭から自然の原理や生き方、人材の育て方も学んだという福原氏。今回は、ともに暮らした蘭を振り返る記念の写真展になる。早春の銀座で、銀座っ子の福原氏と蘭が創り出す別世界がいよいよ体験できる。

福原義春(ふくはら・よしはる)

1931年東京生まれ。株式会社資生堂代表取締役社長、会長を歴任し、2001年名誉会長に就任。
東京都写真美術館館長、(財)かながわ国際交流財団理事長、(社)企業メセナ協議会会長、東京芸術文化評議会会長、文字・活字文化推進機構会長、経営倫理実践研究センター理事長など公職多数。
「世界らん展日本大賞」は20年間にわたり運営に携わる。
写真集『100の蘭』『101の蘭』を文化出版局より刊行。
2002年より各地で写真展を開催(2005年CHANEL NEXUS HALL、2007年ホテルオークラ東京など)。
『ぼくの複線人生』(岩波書店)『だから人は本を読む』(東洋経済新報社)ほか著書多数。

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