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武腰一憲陶芸展 ─西方見聞録─

  • 2011年5月11日(水) ~ 2011年5月17日(火)
  • 10:30~18:00(最終日は17:00まで)

色絵遠い日花器「遠来」 13×71×高さ24cm
色絵遠い日花器「遠来」 13×71×高さ24cm

郷愁誘うシルクロードの心象風景を九谷で表現

 煌びやかな金彩の月と対をなすのは、あえて艶をなくした背景の青色、七宝焼の釉薬に独自の調合を加えた「サマルカンド・ブルー」。その上を呉須と和絵具の九谷焼の技法で描かれた老人と驢馬が、光沢を伴って静かに浮かび上がる。まるで聴こえないはずの〈静寂〉という音さえ聴こえてくるような光景だ。作品名は、色絵遠い日花器「遠来」。作者は、十数年この作風に取り組んでいる武腰一憲氏である。

 武腰氏は、九谷焼中興の祖といわれる九谷庄三の義弟であり弟子であった善平氏を初代とする名門窯五代目に生まれた。家業を継いでいく中で、近代九谷の礎を築いた北出塔次郎氏に師事した父や、学生の頃からの恩師である十代大樋長左衛門氏から、多くの影響と薫陶を受けたと語る。「特に大樋先生には、真っ白の磁器に足し算で花鳥風月の加飾をほどこしてゆく九谷とは異なる、抑えた線と色による表現、造形力、作品に求められる品格を今も学んでいます」。

 自分なりの表現を模索している時、シルクロードの国ウズベキスタンの初代大使が同郷だった縁で同国を訪問する機会を得た。真っ青な空と青いモスク、青い民家の建具。その中で、日がな一日、のんびりと時間をつぶすのは、色鮮やかな民族衣装をまとった老人たち。「あの衣装を九谷焼特有の赤・青・紫・群青・黄の五彩で表現できるのではないか」。町の名前からとったサマルカンド・ブルーを使った「遠い日」シリーズはこうして生まれた。

 和光で初の個展となる本展では、花器・香器・陶額・酒器・食器など約100点を出品する。「作品を通じて、欧米の文明とは全く違う時間の流れと空間を共有していただけたら」と全身全霊で臨む。

◆会期中、会場にて武腰一憲氏によるギャラリートークを予定しております。
 5月14日(土) 14:00~

武腰一憲(たけごし・かずのり)

1956年 九谷庄三洞四代善平の長男として石川県能美市寺井町に生まれる
1979年 金沢市立美術工芸大学陶磁専攻卒業
1980年 日展初入選、以降入選を重ね、特選2回受賞を経て、2004・08年審査員就任
1981年 日本現代工芸美術展初入選、以降入選を重ね、3回の受賞を経て、1995年以降4度の審査員就任
1986年 石川県工芸美術展 工芸大賞受賞
1995年 伝統九谷焼工芸展 大賞受賞、ウズベキスタン共和国訪問
2007年 ウズベキスタン共和国再訪、同国首都開催のタシケントビエンナーレに出品
現在、日展会員、現代工芸美術家協会理事、石川県美術文化協会常任評議員、石川県陶芸協会常任理事

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