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築城則子染織展 縞-無限なる宙(そら)-

  • 2013年4月5日(金) ~ 2013年4月14日(日)
  • 10:30~19:00 最終日は17:00まで

左から/小倉縞帯「有明2012」、「外苑」、「暁韻」、「翠瀑」

左から/小倉縞帯「有明2012」、「外苑」、
「暁韻」、「翠瀑」

経糸を密に用いたことで、丈夫さと滑らかさを兼ね備えた木綿の「小倉織」は、かつて武士の袴や羽織に珍重されていました。昭和初期に途絶えた小倉織を現代に甦らせたのが築城則子さん。小倉織発祥の地である福岡県北九州市に生まれ、現在はその山間部に工房を構えています。
小倉織の復元は、現代に息づく新しい「縞」の世界を創造するという、築城さんの作品制作テーマへと繋がってきています。「長い間手がけていますが、縞で表現したい世界は汲めども尽きることがありません。むしろ、ますます深く濃くその世界が広がっているのです」。
かつて大学の文学部で近世演劇を学ぼうとしていた築城さんは、能装束への憧れが高じて染織の道へと転身しました。舞台の上に在る美意識に少しでも近づきたいという思いが、作品にただよう幽玄な情感を生んでいるようでもあります。
和光で3回目となる今展では、小倉縞帯50点に加え、着物や着尺を20余点出品します。中でも太さの異なる絹糸で織った練貫(ねりぬき)着物は新しい風合の作品。軸装や額装などといった生活空間を彩る作品も出品され、現代を感じていただける展観です。

◆会期中、会場にて作家によるギャラリートークを予定しております。
4月10日(水)14:00~

築城則子(ついき のりこ) 略歴

1952年 福岡県北九州市に生まれる
1974年 早稲田大学文学部中退、染織の道に入る
1984年 小倉織復元
1994年 小倉縮復元
1996年 北村武資氏による「羅」の伝承者養成研修会に参加
1999・2003年 和光ホールにて個展
2004年 「非情のオブジェ-現代工芸の11人-」に出品(東京国立近代美術館工芸館)
2005年 伝統文化ポーラ賞 優秀賞受賞
2007年 文化庁芸術家海外派遣制度の特別派遣としてロンドンにて研修
2008年 日本伝統工芸染織展 文化庁長官賞受賞
2010年 西部伝統工芸展 朝日新聞社大賞受賞
   日本伝統工芸展 日本工芸会奨励賞受賞
2012年  文化庁主催海外展「日本のわざと美:近現代工芸の精華」に出品(フィレンツェ)
現在 日本工芸会正会員、遊生染織工房主宰

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