和光ホールのご案内

融合する工芸
―出会いがみちびく伝統のミライ―

会期
2014年10月17日(金) ~ 2014年10月26日(日)

最終日は17:00まで

気鋭の工芸家五人が素材と技術でコラボレーション。新境地の魅力


漆、竹、截金(きりかね)、ガラス、白磁の分野で活躍する若手工芸家5人が、それぞれの素材と技とを重ね合わせて創り出すコラボレーション作品約20点を、5人の秀作約180点と併せて発表します。
乾漆技法を用いた有機的な造形を創る笹井史恵さん。竹工芸の伝統を継承しつつ、独自の技法でオブジェも発表する田辺小竹氏。優美な光を放つ截金をガラスの中に浮かび上がらせる山本 茜さん。鋳込み成形の白磁を独創的な作風で手がける若杉聖子さん。そして、常に斬新なテーマやコンセプトを漆で具現化する若宮隆志氏。
明日を担う作家たちが交流し、切磋琢磨して生み出す力作の数々。従来とは異なる面白い表現がみせる、工芸の新たな魅力をご覧ください。


◆今展覧会のアドバイザーとして参画している美術史家(立命館大学アート・リサーチセンター研究員)の前﨑信也氏を迎え、会期中、会場にて出品作家とのギャラリートークを予定しております。
10月18日(土)14:00~

笹井史恵(ささい・ふみえ)


漆芸(乾漆)


1973年、大阪府に生まれる。
自在に制作した型に漆と麻布を塗り重ね、自由に形を創り出す乾漆技法を用いて、花や果実、子どもをモチーフにした有機的なフォルムが特長のオブジェや花器を制作。
「思わず触れてみたくなるような作品作り」がモットー。
今回は着物の「かさね」や「結び」をイメージした作品を出品。

田辺小竹(たなべ・しょうちく)


竹工芸


1973年、大阪府堺市に三代竹雲斎の次男として生まれる。
父・三代竹雲斎に師事し、初代から受け継がれる竹工芸の伝統技法とその精神を受け継ぎつつ、同時に虎竹や黒竹を用いた彫刻的なオブジェやインスタレーションを精力的に制作しており、海外でも多数の個展を開催している。
2006年に田辺小竹を襲名。

山本 茜(やまもと・あかね)


截金・ガラス


1977年、石川県金沢市に生まれる。
金箔を細く線状に切り、文様を描きながら貼っていく伝統技法「截金」を重要無形文化財保持者・江里佐代子さんに師事。
伝統的な技術を駆使し、細密な截金をガラスの塊に封じ込めるという困難な技法を完成させる。
ガラスの溶解から截金、研磨まで全工程を一人で行う。
源氏物語をテーマにした作品が代表作。

若杉聖子(わかすぎ・せいこ)


陶芸(白磁)


1977年、富山市に生まれる。
石膏の型に泥漿を流し入れる技法「鋳込み」を用い、白磁の焼き締めで仕上げる。
これまでの作品はすべて白で統一。
「白が造形を一番よく見せることができることと、和洋の空間に合わせられるから」と若杉さん。
日常の器からオブジェまで、現代的感性が溢れる作品作りを精力的に行う。

若宮隆志(わかみや・たかし)


漆芸(蒔絵)


1964年、石川県輪島市に生まれる。
高蒔絵の技法を用い、厳選された素材と意匠で独創的な世界を切り開いている。
「作品制作のときにもっとも大事にしていることは、温故知新」。
漆芸を専門とする職人集団『彦十蒔絵』を創設、主宰する。
海外でも多彩な活躍を見せている。

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