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展覧会のご案内 / 和光ホール

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陶の表現四人展

2019年2月15日(金)

~

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    磁器の表現四人展

    • 2016年3月4日(金) ~ 2016年3月13日(日)
    • 10:30~19:00(最終日は17:00まで)

    個性際立つ磁器の可能性への挑戦

    白磁も磁器の魅力の1つだが、磁器は光に輝き、彩色を得ることで、より一層美しさを放つ。そんな磁器の魅力を、それぞれの技法で個性豊かに表現する4人の陶芸家、田畑奈央人、福本双紅、藤井隆之、見附正康の展覧会が、和光ホールで開催される。
    石川県小松市で制作する田畑氏は、「イグアナ」や「豹」を象った彫刻的作品で知られる新進気鋭の作家である。その特徴は、「色釉磁塑」と呼ばれる九谷の磁土に和絵具を使った独特な彩色にある。艶のある九谷焼の質感を生かし、平面ではなく立体で九谷上絵付の魅力を表現する。京都生まれ京都育ちの福本さんは、最小限の色で最大限の効果を発揮する色の魔術師である。色釉と余白の対比が絶妙で、磁器の透明感、うつろう透明な光、目には見えない空気までも表現する。その造形も個性的である。
    千葉県柏市に工房を構える藤井氏は、東京藝術大学在学中から焼成を繰り返しながら色を吹き重ねていく「吹染釉下彩」の技法で作品を制作する。蓮や朝顔、金魚や雀など四季の動植物をテーマに、シンプルで力強い造形と図柄が一体化した格調高い作品である。加賀の地で九谷焼の伝統である「赤絵細描」の技法を使い制作する見附氏は、いま最も注目される作家の1人である。白磁に細筆で描かれる赤絵の線が構築する独特の世界は、まさに器の小宇宙でもある。伝統の意匠に独自に考案した小花やダイヤ模様が魅力的である。
    この次世代を担う磁器作家4人の饗宴は、今展ならではの組み合わせである。花器、壺、香炉、鉢、皿、陶額、酒器、食器、オブジェなど、多彩な作品が展示される。

    文:森 孝一(美術評論家)
    撮影:大塚敏幸

    ◆会期中、出品作家と美術評論家・森 孝一氏によるギャラリートークを予定しております。
    3月5日(土)14:00~

    田畑奈央人 「ジャガーの台皿」(24×24×高さ16.5㎝)

    田畑奈央人
    「バシリスクのオブジェ」

    (16×17.5×高さ49.9㎝)

    福本双紅 「月影」(35.7×35×高さ10㎝)

    福本双紅
    「月影」

    (35.7×35×高さ10㎝)

    見附正康 「赤絵細描丸紋香炉」(径9.1×高さ23.5㎝)

    見附正康
    「赤絵細描丸紋香炉」

    (径9.1×高さ23.5㎝)

    藤井隆之 「吹染銀杏と白鳩図大壺」(径37.6×高さ33.3㎝)

    藤井隆之
    「吹染銀杏と白鳩図大壺」
    (径37.6×高さ33.3㎝)

    田畑 奈央人(たばた・なおと)

    1969年 三重県津市に生まれる
    1992年 明治大学法学部卒業
    2004年 武腰 潤氏に師事
    2005年 石川の伝統工芸展入選
    2005年 伝統九谷焼展入選
    2011年 伝統九谷焼展 技術賞受賞
    2011年~  各地にて個展、グループ展に出品

    福本 双紅(ふくもと・ふく)

    1973年 京都府京都市に生まれる
    2001年 朝日現代クラフト展 グランプリ受賞
    2002年 京都府美術工芸新鋭選抜展 最優秀賞受賞
    2003年 平成15年度五島記念文化賞 美術新人賞受賞
    2008年 平成19年度京都市芸術新人賞受賞
    2009年 21世紀を担う女性陶芸家たち(パラミタミュージアム/三重)
    2010年 現代工芸への視点―茶事をめぐって(東京国立近代美術館工芸館/東京)
    2012年 第30回京都府文化賞 奨励賞受賞
    2014年 現代・陶芸現象(茨城県陶芸美術館/茨城

    コレクション 京都文化博物館、メトロポリタン博物館、ハーン美術館、その他

    見附 正康(みつけ・まさやす)

    1975年 石川県加賀市に生まれる
    1997年 石川県立九谷焼技術研修所卒業、福島武山氏に師事(2007年工房を構え独立)
    2006年 経済産業大臣指定伝統工芸士認定
    2007年 日本陶芸展入選(同、2011年)
    2011年 REAVALE NIPPON PROJECT-中田英寿、現代陶芸と出会う(茨城県陶芸美術館/茨城)
    2012年 工芸未来派(金沢21世紀美術館/石川)
    2014年 第9回パラミタ陶芸大賞展大賞受賞(パラミタミュージアム/三重)
    日本・スイス国交樹立150周年記念美術展
    Logical Emotion-日本現代美術展-(ハウスコンストルクティヴ美術館/スイス)
    2015年 Japanese Kogei/FUTURE FORWARD(ミュージアム オブ アーツ アンド デザイン/アメリカ)

    コレクション 石川県立美術館、金沢21世紀美術館、石川県立九谷焼美術館、
    コレクション パラミタミュージアム、その他

    藤井 隆之(ふじい・たかゆき)

    1973年 広島県広島市に生まれる
    1999年 東京藝術大学美術学部工芸科陶芸専攻卒業
    卒業制作「月冴ゆ」サロン・ド・プランタン賞受賞
    第39回伝統工芸新作展入選
    2000年 第47回日本伝統工芸展入選
    2001年 東京藝術大学大学院美術研究科陶芸専攻修了
    修了制作「吹染蓮図大皿」東京藝術大学買上げ作品
    2005年 第18回日本陶芸展入選
    2007年 第2回菊池ビエンナーレ展入選
    2013年 第22回日本陶芸展 優秀作品賞・毎日新聞社賞受賞
    現在 日本工芸会正会員、千葉県陶葉会会員

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