展覧会のご案内

ガラス彩々(いろいろ)
夏の光をあつめて

会期
2017年7月21日(金) ~ 2017年7月30日(日)

最終日は17:00まで

セイコーハウス銀座 6階
セイコーハウス銀座ホール

日本のガラス工芸ではこのところ、外来の技術を習熟したうえで日本人特有の感性で独自の世界を表現する作家たちが注目を浴びています。今展では、さまざまな技法によって表現される、“四者四様”のガラスの多様性をご堪能ください。
広沢葉子さんは金箔や銀箔を巧みに加飾表現に取り入れた作風で人気の作家です。今展には飾壺や杯、茶道具、日常使いの器などを出品します。「ガラスならではの色彩と、熔けたガラスから生まれる優しく温かい形を大切に、詩心のある作品を制作したいと思っています」(広沢さん)。
有機的で美しいフォルム、そして綺麗な色彩に定評がある松浦あかねさんは、吹きガラスで作った器にカメレオンやペンギンを彫り込んだ作品を手がけています。今回は飾り皿や茶道具を出品します。「日々の暮らしが一層楽しく豊かになるような作品作りを心がけています。ガラスの面白さをお伝えできれば幸いです」(松浦さん)。
伝統的な切子とルーツを異にした、モダンでありながらどこか懐かしさのある切子ガラスの作品を生み出している中村敏康氏。今回、大きめの花器や鉢、日常の器などを出品します。「浮世絵などの版画のイメージをテーマにしています。カットの技法を用いており、色の部分にも模様をほどこしています」(中村氏)。
色彩の組合せが美しい独自な世界観の蓋物を生み出す松尾一朝氏。ガラスの棒を熔かして作った塊や、熔着した複数の色ガラスの塊を削り出して制作しています。「厚みのあるガラスで制作した蓋物は内側に色や光を優しく溜め込みます。大切な気持ちをそっとしまっておけるような存在になれれば」(松尾氏)。
技術に裏打ちされた個性豊かな4人のガラス工芸作家による、色もフォルムも自由な作品をぜひご覧ください。


会場にて、下記作家によるギャラリートークを予定しております(各日 14:00~)。
7月22日(土)広沢葉子さん、松尾一朝氏
7月23日(日)松浦あかねさん、中村敏康氏

広沢葉子(ひろさわ・ようこ)

長野県に生まれる
1984~87年
東京ガラス工芸研究所にてガラスを学ぶ
1987~88年
ロチェスター工科大学ガラス科留学(アメリカ)
1993年
Neus Glas in Japan(デュッセルドルフ美術館・ドイツ、ほかヨーロッパ巡回)
1994年
世界現代ガラス展(北海道立近代美術館ほか巡回)
1996年
淡交ビエンナーレ入選(裏千家茶道資料館・京都)
山梨県に吹きガラス工房設立
2002・05・08・12・15年
「日本のガラス展」出品(東京ほか巡回)
2007年~
女子美術大学デザイン工芸学科非常勤講師

松浦あかね(まつうら・あかね)

東京都に生まれる
1987年
多摩美術大学デザイン科立体デザイン専攻クラフト専修 卒業
1987~92年
あづみ野ガラス工房に参加し研鑽を積む 
1988年
New Glass Review 9 入選 米国 コーニング美術館 作品収蔵
1989年
New Glass Review 10 入選(Review17,18,20も入選)
1990・93年
「日本のガラス展」出品
1996年
能登島ガラス美術館「'96 日本現代ガラス展・能登島」入選 作品収蔵
1999年
能登島ガラス美術館「'99 日本現代ガラス展・能登島」銀賞 作品収蔵
2001年
「朝日現代クラフト展」招待出品   
現在
あづみ野ガラス北工房において活動中

中村敏康(なかむら・としやす)

福岡県に生まれる
1998年
九州産業大学芸術学部美術科卒業
2000年
富山ガラス造形研究所造形科卒業
2000~04年
富山市市民学習センター勤務
2006年
大分県日田市に工房設立
2009年
富山市に工房移設
2010年~
富山市市民大学ガラス工芸コース講師
2017年
ジュネーブモーターショーにて披露されたレクサスLS500hの内装の一部を手掛ける

松尾一朝(まつお・いっちょう)

滋賀県に生まれる
2003年
金沢美術工芸大学 工芸科 漆コース卒業
2007年
富山ガラス造形研究所研究科卒業
「国際ガラス展・金沢2007」審査員特別賞受賞
2008~10年
富山ガラス工房  常勤アシスタント
2010~14年
神戸芸術工科大学クラフト・美術学科 ガラスコース実習助手
2014年
山梨県富士の麓に工房「麿」設立
2015年
徳島ガラススタジオ セミナー講師
「工芸都市高岡クラフト2015」奨励賞受賞
BACK TO HOME
ページトップに戻る