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工芸・Kôgeiの創造-人間国宝展-

  • 2018年4月6日(金) ~ 2018年4月22日(日)
  • 最終日は17:00まで

伝統工芸は現在の日本文化を形作ってきた、もっとも重要な分野だと思います。長い時代を経て発展してきた伝統工芸は、現代にまで続いている日本文化を代表する一つであり、基本的なものです。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックもあと2年余り。日本を訪れる外国人は急速に増えるなど、日本への関心は高まっています。たとえば、昨年12月にジェトロから発表された中国の中間・富裕層の意識調査によると、これから行きたい国の第1位に初めて日本が挙げられました。またこれらの人々の目的は多様化し、買い物や観光地へ訪れるだけでなく、日本の日常の生活を体験しようとする人や、中でも日本の伝統文化に興味を持つ人が多くなっていると聞きます。ただ、多彩な伝統工芸の最高峰である、人間国宝の作家たちの作品を一堂に見る機会は、私たち日本人でもそれほど多くありません。「工芸・Kôgeiの創造-人間国宝展-」は、その意味でも絶好の機会になると思います。
この展覧会では、伝統工芸技術の粋を込めた作品が陳列されていますが、力を込めた優品から、現代生活の中で使用されることを目的としたものまでさまざまです。伝統工芸の技を極めた作家たちの創意工夫をこらしたこうした作品を見て、自分ならどこに置くかとか、どのような場でどのように使うかなど、具体的なイメージを描いて鑑賞していただければ、さらに魅力が増し、身近なものと感じられるのではないでしょうか。

◎出品作家によるギャラリートークを予定しております(各日14:00~)
4月7日(土)福島善三氏(陶芸)
     8日(日)十四代 今泉今右衛門氏(陶芸)
   14日(土)桂 盛仁氏(金工)
   15日(日)藤沼 昇氏(木竹工)
   21日(土)村上良子さん(染織)

陶芸 福島善三 中野月白瓷香炉

陶芸
福島善三
中野月白瓷香炉

(陶土、径14.3×高さ12.2㎝)

「小石原の地で採れる原材料で制作するうえで、いろいろと思いがけないことに遭遇することがあります。当然、自然のものを素とする訳ですから、使用する原材料には微妙な違いがあり、窯から出てきたときに驚くこともたびたびです。笑えるようになるといいのですが……」。

染織 森口邦彦 友禅訪問着 黒地位相割付文「序」

染織
森口邦
友禅訪問着 黒地位相割付文「序」

(絹・縮緬、三度黒〈ログウッド ブラック〉)

「限りなく着装美にこだわる友禅ならではの世界が、どのように表現として伝達されるのかが、興味のあるところです」。

漆芸 中野孝一 蒔絵あざみ文平棗

漆芸
中野孝一
蒔絵あざみ文平棗

(金粉、金平目粉、夜光貝薄貝、うずら卵殻、径8.3×高さ6.5㎝)

「日本の叙情歌の中に『あざみの歌』があります。草花の中でも、あざみの花は私の好きな花の一つです。野原で咲き誇るあざみを自分なりに表現してみました。花びらには夜光貝の薄貝を使用。貝の赤い部分だけを選び出し、裏側に朱漆を塗る伏彩色(ふせざいしき)という技法を用いました」。

金工 大角幸枝 南鐐蛤盒子「月宮」

金工
大角幸枝
南鐐蛤盒子「月宮」
(9.3×11×高さ4.3㎝)

「子供の頃から動物が好きだった。小学生の頃、可愛がっていた白莵が、庭の莵小屋から行方不明になった。屋敷林に囲まれた庭は広い。見つからないままひと月ほど経った雪の朝、土蔵の戸袋の奥に潜んでいる莵を母が見つけた。莵は骨と皮ばかりに痩せて震えていた。おおかた犬にでも追いかけられて逃げ込んだまま怖くて出て来られなかったのだろう。ひもじかったろうに、哀れな莵は雪の上でほどなく死んだ。
記憶の中の莵は今、月莵となってしばしば作品のモチーフになる。銀を打ち出した蛤に金象嵌の望月。中で跳ねる莵。それに応える波莵。莵と蛤は物語を紡ぐ」。

木竹工 川北良造 欅造方円提盛器

木竹工
川北良造
欅造方円提盛器

(欅、33×32.4×高さ16.5㎝)

「欅方型材をそのまま轆轤挽きし、手提げ盛器とした。盛器が用途ではあるが、視野を大きく広げれば花生けにも活用できよう。水入れに既存のさまざまな器を用いれば、今までにない楽しみが生まれそうだ」。

人形 林 駒夫 蘭亭流觴

人形
林 駒夫
蘭亭流觴

(木芯桐塑布木目込、高さ22㎝)

「353年、書聖・王羲之が蘭亭で風雅な会を催した。名士40数名が曲水に盃を浮かべ、詩を作り酒を酌む。これは、遣水を流れる羽觴(盃)を世話する童子である」。

出品作家一覧(敬称略・分野別五十音順)

陶芸伊勢﨑 淳(いせざき・じゅん) 備前焼
伊藤赤水(いとう・せきすい) 無名異焼
井上萬二(いのうえ・まんじ) 白磁
今泉今右衛門(いまいずみ・いまえもん) 色絵磁器
加藤孝造(かとう・こうぞう) 瀬戸黒
鈴木 藏(すずき・おさむ) 志野
原 清(はら・きよし) 鉄釉陶器
福島善三(ふくしま・ぜんぞう) 小石原焼
前田昭博(まえた・あきひろ) 白磁
𠮷田美統(よした・みのり) 釉裏金彩

染織北村武資(きたむら・たけし) 羅、経錦
佐々木苑子(ささき・そのこ) 紬織
志村ふくみ(しむら・ふくみ) 紬織
鈴田滋人(すずた・しげと) 木版摺更紗
土屋順紀(つちや・よしのり) 紋紗
二塚長生(ふたつか・おさお) 友禅
村上良子(むらかみ・りょうこ) 紬織
森口邦彦(もりぐち・くにひこ) 友禅

漆芸太田 儔(おおた・ひとし) 蒟醬
大西 勲(おおにし・いさお) 髹漆
北村昭斎(きたむら・しょうさい) 螺鈿
小森邦衞(こもり・くにえ) 髹漆
中野孝一(なかの・こういち) 蒔絵
前 史雄(まえ・ふみお) 沈金
増村紀一郎(ますむら・きいちろう) 髹漆
室瀬和美(むろせ・かずみ) 蒔絵
山下義人(やました・よしと) 蒟醬

金工魚住為楽(うおずみ・いらく) 銅鑼
大角幸枝(おおすみ・ゆきえ) 鍛金
奥山峰石(おくやま・ほうせき) 鍛金
桂 盛仁(かつら・もりひと) 彫金
玉川宣夫(たまがわ・のりお) 鍛金
中川 衛(なかがわ・まもる) 彫金
山本 晃(やまもと・あきら) 彫金

木竹工勝城蒼鳳(かつしろ・そうほう) 竹工芸
川北良造(かわぎた・りょうぞう) 木工芸
須田賢司(すだ・けんじ) 木工芸
藤沼 昇(ふじぬま・のぼる) 竹工芸
村山 明(むらやま・あきら) 木工芸

人形林 駒夫(はやし・こまお) 桐塑人形

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