閉じる

展覧会のご案内 / 和光ホール

開催中の展覧会

山本容子 ポートレート展-本棚の仲間たち-

2019年4月25日(木)

~

2019年5月6日(月)

 

閉じる

お問い合わせ

お問い合わせ受付時間:
10:30~19:00

休業日:
年末年始などの休業日は随時ホームページにてご案内いたします。

お品・サービスに関するお問い合わせ

オンラインストアに関するお問い合わせ

展覧会のご案内 / 和光ホール

山本容子 ポートレート展-本棚の仲間たち-

  • 2019年4月25日(木) ~ 2019年5月6日(月)
  • 最終日は17:00まで

開 催 中

アウトローな生き方が垣間見える「Chet Baker」、バラの香りが漂ってくるかのような「William Morris」、巨匠の愛らしい佇まいに頬も緩む「南仏のマチス」――。銅版画家・山本容子さんが影響を受けた芸術家をこの40年間に描いたポートレート百余点が並ぶ展覧会を行います。題して「本棚の仲間たち」。
「私の書棚には美術家、文学者、音楽家、演劇人の作品集や評伝がたくさん並んでいます。若い頃から何回も開き、彼らと対話し、直接的、間接的に作品に結びついてきました。そんな彼らのポートレートですから、これを観ていただければ、私の脳内が覗けるかもしれませんね」。
たとえば画家・マチスを描いた作品は1981年、82年、2008年に描いた合計3点が出品されます。初期の頃は、マチスの作品を観たり、評伝を読んだりして知ったことを元に描いています。時が経つと自宅やアトリエ、作品のモチーフとなった場所を実際に訪れるなどして、その空気感に触れて想像を膨らませて作品を作りました。
「昔の作品から新作まで、並べて展示できるなんて、長くやってきたからこそできることで、とても幸せです。わかる人にしかわからない“秘密のフック”のようなものが隠れている作品もあります。そんなところも“宝探し”気分で楽しんでいただけたら」とおっしゃいます。
新しい時代の幕開けとなる今春。当代随一の銅版画家、山本さんのエッセンスと軌跡を楽しんでいただけると思います。

トークイベント
4月27日(土)
◎山本容子さん在廊 14:00~16:00
◎ギャラリートーク 14:30~

「Mild Matisse」(1982年、ソフトグランド・エッチング、83×68㎝)

「Mild Matisse」(1982年、ソフトグランド・エッチング、83×68㎝) 
山本さんがマチスを描いた初期の頃の作品。「私にとってのマチスはまさに“絵を描く人”。ですからその姿や、当時、私のアトリエにあった植物などをモノクロで描きました」。

「南仏のマチス」(2008年、ソフトグランド・エッチング、グワッシュ、38×32㎝)

「南仏のマチス」(2008年、ソフトグランド・エッチング、グワッシュ、38×32㎝)
マチスは晩年、南仏ヴァンスの「ロザリオ礼拝堂」でステンドグラスや壁画、祭服に至るまでを手掛けました。体調が悪くなり、車椅子を使いながら壁画を描いた様子を表現しています。

「Chet Baker」(2019年、アクリル、キャンバス、72.7×53㎝)

「Chet Baker」(2019年、アクリル、キャンバス、72.7×53㎝) 
「芯の通った生き方をしたチェット・ベーカーは、生き様も音楽もとてもかっこいいと思います。それが伝われば」と山本さんはおっしゃいます。

「ERIK SATIE」(2018年、ソフトグランド・エッチング、グワッシュ、48.5×42.5㎝)

「ERIK SATIE」(2018年、ソフトグランド・エッチング、グワッシュ、48.5×42.5㎝)
山高帽とフロックコートがトレードマークだった“異端児”エリック・サティ。ピカソと出会ってバレエの音楽を担当したり、社会への皮肉を込めた曲を作ったりしたというエピソードを盛り込んだ作品です。

「William Morris」(2018年、ソフトグランド・エッチング、グワッシュ、48.5×42.5㎝)

「William Morris」(2018年、ソフトグランド・エッチング、グワッシュ、48.5×42.5㎝) 
ウィリアム・モリスが暮らしたイギリスのケルムスコット・マナーを、山本さんが訪れた際のイメージを元にした作品。「モリスはきっとこの東屋に座って、鳥の声を聞きながらアイディアを練っていたのだろうと感じて」と山本さん。

◎作品はすべて額サイズで表記しています。 2019©Yoko Yamamoto

山本容子(やまもと・ようこ)

1952年 埼玉県で生まれ、大阪で育つ
1977年 第2回京都洋画版画美術展新人賞、第2回現代版画コンクール展コンクール賞
1978年 京都市立芸術大学美術学部西洋画専攻科修了、第2回日本現代版画大賞展西武賞
1980年 京都市芸術新人賞、エイボン女性年度賞芸術賞
1983年 第4回韓国国際版画ビエンナーレ優秀賞
1992年 第23回講談社出版文化賞ブックデザイン賞
2005年~ 医療現場における環境の提言として〈アート・イン・ホスピタル〉に取り組み、 全国11ヵ所(2018年現在)の総合病院の壁画、ステンドグラス等の創作活動を展開し現在に至る
2007年 第25回京都府文化賞功労賞
2011年 第24回京都美術文化賞
2013年 平成25年度京都市文化功労者
2018年 前橋赤十字病院の新築プロジェクト〈アート・イン・ホスピタル〉、3人のアーティストとのコラボレーションで壁画、ステンドグラスなどを制作

公式HP:山本容子美術館 LUCAS MUSEUM

展覧会の一覧に戻る