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開 催 中
日差しを受け、いっそう陰影を増す色とりどりの花や蝶、小鳥。山鳥洋子さんが手掛ける刺繍の日傘を毎夏、心待ちにされる方も多くいらっしゃることでしょう。
今にも動き出しそうな躍動感、意外に思えるような独特の色合わせから導かれる立体感は、山鳥さんの刺繍ならではのもの。「外国の雑誌などから図案を探し、お手本に沿って刺繍することが主流だった時代、オリジナルの下絵を描くことを始めました。実物を前にスケッチを描くことで、草花の生きいきとした表情を捉えることができるようになりました。下絵を前にすると閃きがあり、イメージが広がって取り合わせる色が決まってきます」。
素材にも強いこだわりをお持ちで、スケッチ旅行で訪れた欧州で入手されるほか、海外から取り寄せることも多いそう。「あるとき、取り寄せた布を見てもイメージが広がらないことがありました。その足で生地問屋さんに行き、ぴったりの布地を見つけたこともあります」。強い情熱が作品の完成度をさらに高めています。
山鳥さんの作品は、これまで和光では日傘を主に扱ってきましたが、このたび初めてファッション小物だけでなくランプや飾り棚などのインテリア作品を含めた、山鳥さん監修による多彩な作品を一堂に集めご紹介いたします。「生活を豊かにする室内装飾をと願い、創作活動を行ってきました。刺繍をほどこした飾り棚や額など、専門メーカーの方とアイディアを出し合いながら細部まで選び抜いて仕上げたものです。手仕事の家具が持つ温かさを感じていただきたいですね」。美しき刺繍に彩られたアイテムが、住まいに安らぎを添えることでしょう。
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ランプ |
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ランチョンマット |
京都府京都市出身
山鳥洋子アート手芸教室主宰
幼少の頃より母親の刺繍制作を見て興味を覚える
1957年頃よりイルゼ・ブラッシ系欧風刺繍を学び、その後、創作活動・指導に入る
1985年 株式会社ルシアンの顧問デザイナーに就任
1986年 日本代表作家60人に選出され「ニードルワーク展」に出展する
著書として暮しの手帖社『山鳥洋子の手芸で楽しむインテリア』『山鳥洋子のランプの灯りの下で』を出版
ほか『婦人画報』、『暮しの手帖』に作品掲載
展示会は、1989年以降大阪心斎橋ギャラリー、リーガロイヤルホテル(大阪)にて3年に一度開催。そのほか和光 大阪店、リーガロイヤルホテル東京にて開催