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追悼 井上康徳白磁展

  • 2020年10月1日(木) ~ 2020年10月11日(日)
  • 最終日は17:00まで

陶芸家・井上康徳さんは、この8月にご逝去されました。和光ホールでの個展に向けて、直前まで鋭意取り組んでいただいておりましたので、ご遺族のご意向を汲み、このたび、「追悼 井上康徳白磁展」として開催いたします。以下、個展に合わせて取材した記事をそのまま掲載しております。

有田焼を代表する陶芸家の一人で日本工芸会正会員、井上康徳さんの和光で10回目となる個展を開きます。
今回、まずご覧いただきたいのが、40年ほど前の西部伝統工芸展で、初入選した作品「薄染楕円形蓋物」です。「今展のテーマを何にしようかと考えた時、以前作ったこの作品に目が留まりました。焼き物を始めたばかりの当時、楕円の形にするためにかなり苦労しました。しかし、これをきっかけに白磁とはどういうものかが少し分かり、作陶を続けるという決意に繋がりました。皆様にこの私の原点と、変遷も見ていただきたいと思いました」。
井上さんの父は、白磁の重要無形文化財保持者(人間国宝)・井上萬二さん。父のもとで轆轤の高い技術を身につけ、ご自身の白磁の世界を一歩一歩広げられてきました。
「今回、マット釉を初めて使ったり、釉薬の色の組合せを変えたり、形や色のバリエーションを増やすなどしました。前回からわずか3年ですが作品の変化を感じていただければ幸いです」。
壺や鉢、花器に加え、食器も豊富に取り揃えています。「普段の生活に取り入れられる作品を作りたいと常々考えています。ですから、使われる方なりのアイディアで楽しんでいただけることが作り手としての一番の喜びです」。
井上さんにしか創れない、温かみのある、そして清潔感のある白磁の世界を存分に楽しめる展覧会です。

作品撮影:大塚敏幸

井上康徳白磁展

艶やかな白磁が三方に膨らみを持つ花器です。一年中お使いいただけるシンプルな意匠で活けた花が映えます。

「白磁線刻文花器」(径23×高さ38.5cm)

井上康徳白磁展

玄関先など、どこにでも飾っていただきやすい小振りな丸い壺です。黄釉をほどこした壺は、一輪挿しとしてお使いいただけます。

「白磁黄釉波文壺」(径15×高さ15.5cm)

井上康徳白磁展

簡単に持ち運べる小さな作品は、使い方のアイディアが広がります。青釉、黄釉、緑釉を用いた爽やかな作品です。

「白磁黄緑青釉波文瓢形花瓶」(径10.8×高さ20.6cm)

井上康徳白磁展

井上さんの陶芸家としての出発点ともいえる作品。轆轤を正確に使えば真円は作れますが、楕円の蓋物は本当に難しく、作家のさまざまな思いが詰まった作品です。

「薄染楕円形蓋物」(24.8×23.4×高さ23.4cm)

井上康徳白磁展

波をイメージしたという縁の青のグラデーションが白磁の色を際立たせています。側面は六角の面取がほどこされた清々しい印象の大振りな作品です。

「白磁青釉六角面取花器」(径42×高さ26.5cm)

井上康徳

井上康徳(いのうえやすのり)

1958年 佐賀県有田町に生まれる。
1981年 成蹊大学工学部経営工学科卒業。4月 父・井上萬二に師事、陶芸の道に入る(2020年8月まで)。
1982年~ 西部伝統工芸展出品(88年朝日新聞社金賞、ほか入賞2回)。
1983年 日本伝統工芸展初入選。
2007年 佐賀新聞文化奨励賞受賞。
2015年 西日本陶芸展 用の美大賞受賞。
2017年 有田国際陶磁展 第1部・第2部同時入賞。
2020年 日本工芸会正会員、日本工芸会西部支部幹事、有田陶芸協会運営委員、佐賀県陶芸協会理事。
2020年8月 逝去。

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