和光ホールのご案内

佐藤 亮・浦出勝彦二人展
―風の歳時記 加賀・能登だより―

会期
2022年2月10日(木) ~ 2022年2月20日(日)

10:30~19:00(最終日は17:00まで)

「九谷焼と漆蒔絵という分野の違いはありながらも、浦出さんらしい凝縮された自然観や漆の緻密な仕事を拝見するたびに、私自身の刺激となり、ヒントになっているのです」と、浦出勝彦さんを評する九谷焼の現代作家・佐藤 亮さん。かたや浦出さんは、「佐藤さんの作品には、柔和な人柄や自然への詩的なアプローチが、釉薬の色味や素地の造形にそのまま宿って独特の存在感がある」といいます。
石川県加賀市の田園地帯に工房を構える、九谷焼・佐藤さんは新潟県のご出身。大学卒業後、会社勤務を経て九谷焼の世界へ飛び込み、墨色を思わせる淡彩色の独自表現を確立しました。漆蒔絵・浦出さんは生まれも育ちも石川県輪島市。名工・田崎昭一郎さんの薫陶を受け、伝統的な加飾技法を継承しながら、古典の中に軽やかな意匠を融合させた作風が持ち味です。
異なるバックボーンを持ちながら、石川の豊かな自然風景からモチーフを探されるお二人。今展は、お二人の共通の作品テーマである花鳥風月から、唯一形として存在しない“風”を切り口に展開されます。風を予感させる風景、運ばれてくる香り、風にまつわる季語から生まれる情景。九谷焼と漆蒔絵の2つの表現で繰り広げられる競演をご覧ください。


ギャラリートーク
佐藤 亮さんと浦出勝彦さんによるギャラリートークを予定しております。
2月12日(土) 14:00〜
お席のご予約を承ります。
ご予約・お問い合わせ:美術部 (03)3562-2111(代表)

佐藤 亮(さとう・りょう)

1946年
新潟県新潟市に生まれる
1970年
早稲田大学卒業
1980年
日本伝統工芸展初入選
1984年
日本工芸会正会員となる
1990年
和光・アートサロンにて個展(2006年まで隔年で開催)
2005年
石川の伝統工芸展 石川県知事賞受賞
2008年
伝統工芸陶芸部会展 日本工芸会賞受賞
2011・14年
和光ホールにて個展
2021年
伝統九谷焼工芸展 大賞受賞
現在
日本工芸会正会員、石川県指定無形文化財保持団体 九谷焼技術保存会会員

浦出勝彦(うらで・かつひこ)

1955年
石川県輪島市に生まれる
1982年
石川県立輪島漆芸技術研修所 蒔絵科卒業。日本漆工協会賞受賞
1990年
石川の伝統工芸展 奨励賞受賞
1998年
石川の伝統工芸展 石川県知事賞受賞
2000年
金比羅宮 天井絵 木地蒔絵復元作業参加。金沢学院大学非常勤講師(2004年まで)
2003年
石川の伝統工芸展鑑査委員(以後3回)
2005年
日本伝統漆芸展 日本工芸会賞受賞
2019年
第60回記念石川の伝統工芸展 北國新聞社社長賞受賞
現在
日本工芸会正会員、重要無形文化財「輪島塗」技術保存会会員、石川県立輪島漆芸技術研修所講師
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