匠の技が息づく、
温もりあるベネチアガラス
世界の王侯貴族から愛され、ベネチア共和国を「アドリア海の女王」と謳われるまでに
繁栄させた重要な伝統工芸品、ベネチアガラス。
水の都ベネチア、ムラーノ島で誕生し約1000年にも渡り受け継がれてきた、
伝統的な“ムラーノガラス”を中心にご紹介いたします。

ベネチアガラスの歩み

ベネチアガラスは、古代ローマ時代のローマン・グラスにその起源を発するともいわれ、当時すでにイタリア半島全域には多くのガラス工房が作られていました。

職人たちに受け継がれる伝統製法

花のような模様が美しく表現されたムリーネを1cmほどにカットし、縦に一本一本ピンセットで並べ、800℃程の低温で24時間焼き、それぞれを溶着させます。その後ひとつずつ手作業で表面を削り磨き、プレートの場合は再度、今度は型の上にのせて24時間ほど焼きあげます。何日もかけて丁寧に仕上げられていきます。

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