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鳥たちに詩(うた)う 上村淳之展

  • 2017年10月6日(金) ~ 2017年10月15日(日)
  • 最終日は17:00まで

瑠璃鶲

瑠璃鶲 るりびたき (4号)

奈良郊外の緑茂る一万坪の丘陵に広がる日本画家・上村淳之氏のアトリエ「 唳禽 れいきん 荘」。“唳禽”とは瑞鳥の鳴くことを意味するといわれ、碧空の下、どこからも鳥たちの元気な声が響いてきます。
鳥たちとの一体感を求めて建てられたアトリエは、南面がガラス張りになっており、いつも小鳥たちとともに居ると実感する空間です。
ジョウビタキ、オオルリ、ウグイスなど、皆この禽舎で育ったものです。現在では、263種、2,000羽近くが生息する鳥たちの楽園。その繁殖の実績が認められ、日本鳥類保護連盟の研究所としての一面もありますが、何より、主の鳥たちへの愛情が生んだものといえるでしょう。
「父・松篁の夢想した空間が少し実現したかと自負しています。給餌する飼育人について歩く丹頂鶴のヒナの姿は実に微笑ましく温かい気持ちになるのです」。
作画は、まずイメージ創りから始まるとのこと。対象となる鳥や花は、そのイメージを伝える大切な媒体となるのだそうです。
「和光での個展は初めてのこと、まずはモネの絵で識られたオランジュリの蓮池に想いを馳せました。そこで会場の大きさや雰囲気も考え、メインに掛けるのは四季が途切れずに繋がった四季花鳥の図と決めました。絵巻物から発想しました。残雪から春、夏、秋、冬と、花木と鳥が季節を巡り、仕上げは初雪です。右から左側へ、季節は変化し、花々も梅、桜、若葉と移ろうとともに鳥も変わるのです。上部は空に近く、下部は土や水辺。思いのままに木炭で当りをつけ、試行錯誤の中、次第に仕上がってゆくのです」。
下絵に始まり何度かの構成を経て描かれ、彩りよく配色される上村氏にしか描かれることのない花鳥風月の世界観です。
「花は係の人の世話で優しく育てられ、山野草の類は馴染んで自生態になるように雑草とともに花を咲かせています。ぜひ、鳥や花が創り出す浄土の世界に浸っていただきたいと思っています」。


上村淳之(うえむら・あつし)

1933年 京都市に生まれる。祖母・松園、父・松篁はともに日本画家。
1957年 京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)日本画科を卒業。
1959年 京都市立美術大学専攻科を修了。
1981年 創画会会員となる。
1984年 京都市立芸術大学教授となる
1995年 日本藝術院賞を受賞。
1999年 京都市立芸術大学副学長となる(~2004年)。
2002年 日本藝術院会員となる
2005年 京都市学校歴史博物館館長となる。創画会理事長となる(~2012年、2016年~再任)。
2010年 平城京第1次大極殿正殿内36面に壁画連作を制作する。
2011年 京都府文化賞特別功労賞を受賞。京都市特別功労賞を受賞。
2013年 文化功労者として顕彰される。

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