和光ホールのご案内

重要無形文化財
今右衛門 色鍋島の美

会期
2017年12月1日(金) ~ 2017年12月10日(日)

最終日は17:00まで

日本における磁器発祥の地・有田にあって、江戸期より370年以上の長きにわたり、高い品格をもつ色絵磁器を生み続けてきた色鍋島今右衛門窯。当主の十四代今右衛門氏は“人間国宝”の認定者です。実は、あまり知られていませんが、今右衛門窯の職人で成る「色鍋島今右衛門技術保存会」もまた、国の“重要無形文化財”として保持団体に認定されたスペシャリストの集まりなのです。今回の展観では、伝統を継承しつつも“現代の色鍋島”を希求し、独自の技と感性で創造する十四代の作品と、窯を支える職人とのコラボレーションによる取り合わせ作品もお楽しみいただけます。これらの作品づくりは、常にお互いが刺激を受け合いながら、セッションしているようなもの。「作品を組み合わせることによって新しい美意識が生まれることを大切にしています」という言葉には、強い信頼で結ばれたパートナーシップと、職人の仕事への誇りと愛情が込められています。雪の結晶が浮き出る「雪花墨はじき」や「プラチナ彩」などの繊細な色絵表現は、どれも十四代が創意工夫した技法で、大変な手間の掛かる仕事の積み重ねです。これらをほどこした美しい器を手に氏は「陶芸の一番の魅力は、火で焼くことによって生まれてくるおおらかさ。見る人の心をほっとさせるもの」だといいます。クリスマスやお正月などの季節感や、“今”の時代を彩る色鍋島の深みのある表現をゆっくりとご堪能ください。


ギャラリートーク
色鍋島今右衛門技術保存会会長・十四代今泉今右衛門氏によるギャラリートークを予定しております。
12月2日(土) 14:00~

今泉今右衛門窯(いまいずみいまえもんがま)

1644年頃
中国より色絵の技法が伝わり、初代今右衛門が赤絵作業を始める
1675年
鍋島藩の藩窯が確立され、赤絵付を今泉今右衛門家に下命
1779年
赤絵屋保護のため「赤絵付株家督相続法」制定
1873年
御用赤絵屋廃止のため、一貫した色絵磁器の製造を開始(十代)
1933年
秩父宮家より、翌年宮内省および大宮御所より御用命を賜る(十一代)
1971年
色鍋島の伝統技術を保存するため「色鍋島今右衛門技術保存会」を結成し、国の重要無形文化財保持団体の認定を受ける(十二代)
1976年
「色鍋島今泉今右衛門技術保存会」を改めて組織し、国の重要無形文化財保持団体の認定を受ける(十三代)
2002年
「色鍋島今泉今右衛門技術保存会」の会長に就任する(十四代)
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