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展覧会のご案内 / 和光ホール

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融合する工芸-見つけた伝統のアシタ-

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~

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金彩の美学 吉田幸央×鈴木秀昭

  • 2018年3月23日(金) ~ 2018年4月1日(日)
  • 最終日は17:00まで

「ジャパンクタニ」として海外でも高い評価を受けている九谷焼。ともに九谷焼にルーツを持ちながら、なかでも金彩表現で個性際立つ2人の陶芸家の作品をご紹介します。
九谷焼の名窯「錦山窯」の四代目当主・𠮷田幸央氏は、「釉裏(ゆうり)金彩」の人間国宝である父・美統(みのり)氏から金彩を学んだうえで、淡い色を重ねてさまざまな色を表現し、金泥で線描をほどこしたり、金箔を焼き付けたりする金襴手の伝統技法を用い、新しい表現の器を制作しています。
一方、まるで細密画のように細かな筆致の模様で、器に小宇宙を表現する鈴木秀昭氏。深みのある色合いと煌びやかな金彩をうまく融合させたその感覚は海外でも高い評価を受けています。
「伝統工芸としての金彩」をほどこす𠮷田氏と、「現代美術としての金彩」の鈴木氏。
𠮷田氏は「2人とも金彩を使っていますが、作品の印象はまったく異なります。私の場合、幼少から金が身近にあり、今や体の一部とも言えます。それゆえか、私の使い方は柔らかくて静か。一方、鈴木氏の金は力強くて饒舌です。この表現を目の当たりにしていただけたら」と話します。
鈴木氏は「金には魔力が備わっていると思っています。例えば、古来、寺院に多用されていたり、“彼岸”の象徴としてあしらわれたりと、金は私たちを非日常の世界へ誘う格別な存在。私の作品には不可欠なものです」と言います。
今展では、そんな2名の新作やコラボレーション作品を含む百余点を展観します。それぞれの作風の違いを味わい、九谷焼の金彩の魅力をあらためて感じてください。

◎会場にて出品作家とゲストによるギャラリートークを行います(各日14:00~)。
3月25日(日)外舘和子さん(美術評論家)
     31日(土)黒崎 敏氏(建築家)

𠮷田幸央×鈴木秀昭作「陶筥 𠮷田幸央×鈴木秀昭」(径9.5×高さ12.6㎝、磁器)

𠮷田幸央×鈴木秀昭作「陶筥 𠮷田幸央×鈴木秀昭」(径9.5×高さ12.6㎝、磁器)
鈴木氏が筥の上部を、𠮷田氏が下部をそれぞれ互いの作品を見ることなく作り、重ねられた作品です。鈴木氏は「2人が競い合い、そして、“同化しない面白さ”を一つの作品で楽しんでいただけたら」と語ります。

𠮷田幸央 (よした・ゆきお)

1960年 石川県に生まれる
1982年 金沢美術工芸大学工芸科卒業後、石川県立九谷焼技術研修所入学
1985年 朝日陶芸展 奨励賞受賞
1986年 石川県立九谷焼技術研修所卒業
1988年 錦山窯に入る
1992年 伝統九谷焼工芸展 大賞受賞
2007年 錦山窯四代となる
2009年 伝統九谷焼工芸展 大賞受賞
2010年 日本伝統工芸展 高松宮記念賞受賞
2013年 Contemporary KOGEI Styles in Japan(森上美術館・アメリカ)
2014年 「日本伝統工芸展60回記念 工芸からKOGEIへ」に出品(東京国立近代美術館工芸館)
現在 日本工芸会正会員、日本陶芸美術協会常任幹事、錦山窯四代目当主

鈴木秀昭(すずき・ひであき)

1959年 東京都に生まれる
1986年 ユタ州立大学社会学部卒業(アメリカ)
1991年 石川県立九谷焼技術研修所卒業
1993年 クランブルック・アカデミー・オブ・アート大学院修了(アメリカ)
1998年 ゴールドコースト国際陶芸展 大賞受賞(オーストラリア)
2006年 シドニーメイヤー国際陶芸展 優秀賞受賞(オーストラリア)
2009年 「現代工芸への視点 ー装飾の力ー」に出品(東京国立近代美術館工芸館)
2011年 パラミタ陶芸大賞展
2014年~ 石川県立九谷焼技術研修所 県外講師
2015年~ 茨城県立笠間陶芸大学校 県外講師
現在 伊豆高原に「工房想空」を構え、作陶を続けている

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