閉じる

催事のご案内

おすすめの催事

閉じる

展覧会のご案内 / 和光ホール

開催中の展覧会

鈴木三成陶芸展

2019年10月16日(水)

~

2019年10月22日(火)

今後の展覧会

 

閉じる

お問い合わせ

お問い合わせ受付時間:
10:30~19:00

休業日:
年末年始などの休業日は随時ホームページにてご案内いたします。

お品・サービスに関するお問い合わせ

オンラインストアに関するお問い合わせ

展覧会のご案内 / 和光ホール

卒寿記念 井上萬二白磁展-名陶無雑-

  • 2019年6月22日(土) ~ 2019年6月30日(日)
  • 最終日は17:00まで

創作意欲と生のパワーに溢れる「白磁」の重要無形文化財保持者(人間国宝)・井上萬二さんは、90歳となられた今も毎日、作陶に励まれています。
和光で毎年個展を開き、43回目となる今回は卒寿を記念した展覧会です。出品作品で特に目を引くのは、艶のないマットな質感の「白磁渦文花瓶」。「たまには、しっとりとした質感の物を作ろうと思って」と軽やかにおっしゃいますが、鋭角になった「山」の部分を完璧な形に仕上げるには高度な技が必要です。そんな苦労をまったく感じさせない、この優美な世界観は他の追随を許しません。
「私は決して模倣はしません。アイディアの源泉は常に自分の創作活動の中にあるのです」。たとえば、丸い形の壺を作る過程で「次はもっと細長いものを作ってみたら、よりよくなるのでは」といったアイディアが次々に浮かび、すぐにその制作に取り掛かるそうです。
昨年、井上さんのひ孫が誕生しました。「彼が成人するまでは最低でも頑張り続け、4世代展を開きたいですね。これからも家族を愛し、人類を愛し、美を愛し、焼物を愛していきたい。さらなる高みを目指して精進し続けます」と井上さん。
今展では、卓抜した 轆轤 ろくろ の技によって生まれる端正な白磁による作品を中心に、新作ばかり90余点が展示されます。中には大きさ違いで展開される「白磁丸形壺」や、「白磁菊彫文鶴首花瓶」も出品されます。初夏の和光ホールで、この類稀なる偉業をぜひ間近でご覧ください。

◎井上萬二さんによるギャラリートークを予定しております。
6月23日(日)14:00~

◎本館地階にて「井上萬二窯展」を同時開催しています。

特別企画作品「白磁渦文花瓶」(径23.5×高さ37.5㎝)

特別企画作品「白磁渦文花瓶」(径23.5×高さ37.5㎝)
マットな質感が新鮮な印象を与える作品で、「日々、挑戦です」とおっしゃる井上さんの姿勢が表れています。鳴門を訪れた際に見た渦潮から着想を得て作られた花瓶です。

「白磁梅彫文耳付花瓶」(径20.5×高さ29.5㎝)

「白磁梅彫文耳付花瓶」(径20.5×高さ29.5㎝)
凛とした鶴首の形が美しい花瓶には梅の文様が生き生きと描かれています。「イヤリングを着けて化粧をほどこしました」と井上さんは笑顔で話します。

「白磁染緑釉牡丹彫文面取花瓶」(径20.2×34㎝)


「白磁染緑釉牡丹彫文面取花瓶」(径20.2×34㎝)
丸く形作った花瓶を叩いて8面にしました。牡丹をアレンジした文様を緑釉で、ほかの面では牡丹を薄い染めで表現しています。

「白磁染葡萄彫文壺」(径25×高さ27.5㎝)

「白磁染葡萄彫文壺」(径25×高さ27.5㎝)
おっとりとした形の壺に葡萄の文様を彫り、淡い呉須を彫文に載せました。白い磁肌に薄青い文様が浮かび上がる様が幻想的な作品です。

特別企画作品「三代ワインカップ」

特別企画作品「三代ワインカップ」
(左より康徳 作 高さ10.6㎝、萬二 作 高さ10.5㎝、祐希 作 高さ10.6㎝)
井上さん、ご子息の康徳さん、孫の祐希さんが「競演」したワインカップです。井上さんは「子は子なり、孫は孫なり。三者三様を楽しんでほしい」と言います。

井上萬二(いのうえ まんじ)

井上萬二(いのうえ まんじ)

1929年 佐賀県有田町に生まれる
1968年~  日本伝統工芸展入選
1969~76年 ペンシルバニア州立大学で作陶指導のため4回渡米
1971年~  日本陶芸展入選
1977年~  和光にて毎年、個展を開催
1979年 卓越した技能者(現代の名工)として表彰される
1983年~  ニューメキシコ州立大学で作陶指導のため20回渡米
1987年 日本伝統工芸展 文部大臣賞受賞
1995年 文化交流のためドイツにて個展(97年 ハンガリー、99年 モナコ、2000年 ポルトガル、07年 ポーランド、12年 香港、ニューヨーク)
重要無形文化財「白磁」保持者に認定される
1997年 紫綬褒章受章
2002年 西日本文化賞受賞
2003年 旭日中綬章受章
現在 重要無形文化財保持者、日本工芸会参与、有田町名誉町民

展覧会の一覧に戻る