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書業六十五年記念 井茂圭洞展

  • 2019年10月4日(金) ~ 2019年10月14日(月)
  • 最終日は17:00まで

かなの第一人者であり、文化功労者、日本藝術院会員、日展副理事長でもある井茂圭洞さんによる和光で初の個展を開きます。
井茂さんは高校時代に出会った 深山龍洞 みやまりゅうどう さんに師事し、ただひたすらに書を追求してこられました。井茂さんによると、かなには「至簡の美」「流麗の美」「切断(間)の美」「墨法の美」「余情の美」があると言います。
「もっとも重要なのは余情の美=“ 要白 ようはく ”です。よく言われる余白は書いていって残ったところの意。そうではなく、“必要な白さ”を美しく見せるために書くのです。侘び寂びにも通じますね」。要白を念頭に作品を見ると、また違った表情を見せてくれます。
井茂さんは心に強く印象に残り、共感した歌や言葉のみを表現しており、今回、キリスト教の教えを書いたものも出品されます。「『富を求める人に、貧困を与えた』という逆説的な説法が心に響きました。多くの人に伝えたいと思ったので、調和体で書きました」。
65年に及ぶ書業を振り返ると「決して楽しくはない。なぜなら、一生懸命書いて一つできるようになったと安堵すると、“次の山”が視界に入るから。ただ、やめようと思ったことは一度もありません」とおっしゃいます。
今展は大作の屏風から、軸装や額装まで40余点の展観です。「わからないことはなんでも聞いてください。一人でも多くの方に書の楽しみ方を伝えたい」と井茂さん。日本ならではの美に触れるきっかけになることでしょう。
◎10月12日(土)に予定しておりました井茂圭洞さんによるギャラリートークは、台風19号の影響により中止いたします。何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

書業六十五年記念 井茂圭洞展

三面屏風 古事記「七人のをとめ」(100×23・51・23㎝)
倭の高佳士野を七行くをと(登)めども(毛)
誰をし(志)ま(万)か(可)む(牟)
か(賀)つ(都)ゝゝも(裳)いや(夜)先
立て(傳)るえ(盈)をし枕かむ(無)

料紙とかな文字のそれぞれの魅力が相まって、かな作品の美の真骨頂とも言える大作です。

書業六十五年記念 井茂圭洞展

「暁の梅と鴬」(25×21㎝)
何時しか(可)も(毛)この夜の明け(遣)
むうぐひ(日)す(数)の(農)こづた(堂)
ひ(非)ちらす(須)梅の花み(三)む(牟)

梅の枝から枝へと自由に飛び回るのどかなウグイスの様子を表現した歌が書かれた茶掛です。ベンガラの用紙に負けないように濃墨を選んだといいます。「この作品の中で、要白の広いところ、狭いところを見比べていただくのも楽しみ方の一つです」。

書業六十五年記念 井茂圭洞展

「洋上の月」(135×35㎝)

わ(王)だ(堂)つ(徒)み(見)の青海原は(八)ひ(日)さか(可)た(多)の月澄み(三)渡る(留)ところな(奈)り(利)け(介)り(里)(良寛)
連綿体と「切断の美」を取り入れることで一つの作品の中で変化がつけられています。ちらしがきの面白みがよく表れた作品です。

井茂 圭洞(いしげ けいどう)

1936年 兵庫県神戸市に生まれる
1954年 深山龍洞に師事
1957年 京都学芸大学(現・京都教育大学)美術科書道入学
1961年 日展初入選
1977・79年 日展特選を受賞
1993年 日展会員賞を受賞
2001年 日展内閣総理大臣賞を受賞。
2003年 日本藝術院賞を受賞
2018年 文化功労者
現在 日本藝術院会員、日展副理事長、 京都教育大学名誉教授、読売書法会最高顧問、日本書芸院最高顧問、全国書美術振興会名誉顧問、全日本書道連盟名誉顧問、兵庫県書作家協会顧問、一東書道会会長、日本書道ユネスコ登録推進協議会副会長

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