和光ホールのご案内

中村卓夫・牟田陽日 展
やきもの・逸脱・リビングルーム

会期
2021年1月14日(木) ~ 2021年1月24日(日)

10:30~19:00 最終日は17:00まで

北陸新幹線の延伸以来、工芸エリアとして再認識された石川県。漆器、染織、そして陶磁器の産地であると同時に、「使い」、「遊ぶ」文化をもつ金沢を擁し、ほかの地域にはない独特な発展をしてきました。
中村卓夫さんと牟田陽日さんは、ともに石川県で制作する作家です。金沢の茶屋街近くの代々続く陶家で生まれ、旦那衆とつくり手のやりとりを見聞きして育った中村卓夫さん。東京で生まれ、現代美術を学んでいたイギリス・ロンドンで出合った九谷焼がきっかけで石川県に工房を構えたという牟田陽日さん。陶器で、板状の形にゴツゴツとした質感に濃い茶の土色が全面に出る中村さん。磁器の真っ白な色となめらかな形をベースとする牟田さん。世代だけでなくすべてが対照的なふたりです。もちろん、ふたりの作品の違いを探すのが今回の展覧会の主旨ではありません。
この一年近くにわたる自粛では、多くの方が日常の暮らしの空間で飽き・不安を感じ、一方で新たな楽しさを見つけることもありました。
今回、ふたりが会場に展開するのは、日常の空間を変えるやきものたちです。クスッと笑いを誘い私たちの心をほぐし、時に穏やかに敬虔な気持ちに戻し、いつもとは違った空間にしていきます。
牟田さんは、自らデザインしたファブリックとともにフルーツや観葉植物、コーヒーの入ったカップ、龍の頭が磁器でできている、非日常の感覚を呼びさますようなオブジェ作品などを出展します。
中村さんはL字形の色絵陶器を屹立させ、空間を囲い、同時に外に切り拓いていく、祈りの舞台をつくります。
使い手の立場や他の分野からやきものを客観的に見られるふたりが、自らつくり手となって、やきものの希望を形にしていきます。これは、会場で体感していただくほかありません。

文=坂井基樹[工芸編集者] 作品撮影=totem

中村卓夫さん、牟田陽日さんによるギャラリートークを予定しております。
1 月16 日(土)14:00~ 司会:工芸編集者・坂井基樹さん
◎お席のご予約を承ります。
ご予約・お問い合わせ:美術部 (03)3562-2111(代表)

牟田陽日さんの作品のご購入につきましては抽選にて承ります。ご希望のお客様は、下記応募期間に和光ホールへご来場ください。電話やメールなどでのご応募はお受けいたしかねます。

応募期間:1月 14日(木)10:30~19:00
       15日(金)10:30~12:00

◎お一人様2点までのご応募とさせていただきます。
◎ご購入はお一人様1点限りとさせていただきます。
◎ご当選後のキャンセルはお受けいたしかねます。
◎抽選のご希望が無かった作品に関しましては、1月16日(土)10:30より和光ホールにて販売いたします。

お問い合わせ:美術部 (03)3562-2111(代表)
抽選結果通知:1月15日(金)15:00 ~18:00

中村卓夫

中村卓夫(なかむら・たくお)

1978年
父・梅山に師事
1991・99・2003・07・13年
和光にて個展
2004年
WEDGEWOOD アートコレクション「ジャパネスク」制作
2006・12年
越後妻有アートトリエンナーレ 大地の芸術祭
2020年
《ゆらぎの茶室》竣工(グループ設計)、国際コンペティション最優秀賞、フンボルト・フォーラム「ベルリン国立アジア美術館」(ベルリン)
所蔵
メトロポリタン美術館(ニューヨーク)、シカゴ美術館、金沢21世紀美術館、東京国立近代美術館
牟田陽日

牟田陽日(むた・ようか)

2008年
ロンドン大学 ゴールドスミスカレッジ ファインアート科卒業
2008年
個展『A Tale of Two Suns』 Iniva(ロンドン)
2008年
『newcontemporaries 2008』 A Foundation(ロンドン)
2012年
石川県立九谷焼技術研修所卒業
2012年
伊丹国際クラフト展「酒器・酒盃台」優秀賞
2016年
「第11回パラミタ陶芸大賞展」大賞(三重県)
2019年
Kutanism「天外の饗宴」(那谷寺、石川県)
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