和光ホールのご案内

井上萬二白磁展
―開窯50年記念―

会期
2021年6月18日(金) ~ 2021年6月27日(日)

最終日は17:00まで

重要無形文化財「白磁」保持者(人間国宝)、井上萬二氏の開窯50年を記念した個展を開催いたします。和光での個展も45回目となります。
「現在92歳ですが、42歳の時に窯を開きました。遅めのスタートになったのは、当初13年間は陶芸の修練をただただ積み、その後の13年間は佐賀県の窯業試験場で技官として勤め、陶土の開発や釉薬の調合、デザインの勉強に打ち込んだからです。その地道な年月があってこそ、50年を迎えられたと思っています」。
染付や色絵といった加飾が盛んな有田焼の中で、井上氏は卓越した轆轤(ろくろ)の技によってしか生み出せない完璧な造形、そしてどこまでも清廉な美しい磁肌を持つ、独自の白磁を確立されました。
「昨年、私の跡を継ぎ、ひたすらに精進してくれた息子を亡くして精神的に参ってしまいました。それを乗り越え、卓越した物を作りたいと、チャレンジを続けて生み出した作品ばかりです。ぜひ今の私の作品をご覧ください」。
今展では、白磁の壺を中心に鉢や大皿、花瓶、香炉、酒器、食の器のほか、制作を始めた頃に作られた作品や、特別企画の組みぐい呑も出品いたします。
神々しさを宿す“井上萬二流白磁”の世界をどうぞご堪能ください。

◎井上萬二氏によるギャラリートークを予定しております。
 6月19日(土)14:00~
 お席のご予約を承ります。
 ご予約・お問い合わせ:美術部(03)3562-2111(代表)

◎本館地階にて「井上萬二窯展」を同時開催しています。

井上萬二

井上萬二(いのうえ・まんじ)

1929年
佐賀県有田町に生まれる。
1968年~
日本伝統工芸展入選。
1969~76年
ペンシルバニア州立大学で作陶指導のため4回渡米。
1971年
井上萬二窯を開窯。
1977~2020年
和光にて毎年、個展を開催。
1979年
卓越した技能者(現代の名工)としても表彰される。
1983年~
ニューメキシコ州立大学で作陶指導のため20回渡米。
1987年
日本伝統工芸展 文部大臣賞受賞。
1995年
文化交流のためドイツにて個展(97年ハンガリー、99年モナコ、2000年ポルトガル、07年ポーランド、12年香港、ニューヨーク)。
重要無形文化財「白磁」保持者に認定される。
1997年
紫綬褒章受章。
2002年
西日本文化賞受賞。
2003年
旭日中綬章受章。
現在
重要無形文化財保持者、日本工芸会参与、有田名誉町民。
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