和光ホールのご案内

-ReBorn21-
雲龍庵と希龍舎

会期
2021年10月14日(木) ~ 2021年10月24日(日)

10:30~19:00(最終日は17:00まで)

人の目で見える限界に挑んだかのような、息をのむほど精緻でゆるぎない完成度を誇る漆工の数々。
独自に蘇らせた古典漆工技法を駆使して、細部にこそこだわり抜いた意匠と技の粋を集約した唯一無二の仕事で知られる、雲龍庵 北村辰夫さんの作品。
北村さんの尽きることのない探求心と洗練された美意識から生み出される印籠や根付には、江戸、明治期の芳醇な漆工文化を引き継いだ新たな再構成の妙に現代性が感じられ、夙(つと)に国内外のコレクターから、高い評価を受けています。
「お客様は、見たことのないもの、予想を超えたものを常に求めています。技が美を創り、そして感動を呼ぶのです。日本にはそうした圧倒的な技術がまだまだたくさん埋もれていると私は感じています」と、漆工にかける熱い想いを語ってくださいます。
一方、北村さんは次代を担う漆工家の育成にも長年にわたり力を注いできました。その拠点となる「希龍舎」には、若い人たちが集って日々研鑽を重ねています。
和光で初の開催となる本展には、雲龍庵の作品を中心に、北村さんの指導を受ける希龍舎の若手たちの斬新な仕事も併せて出品されます。
そしてまた、雲龍庵にとってはじめての取組となる、蓮池をイメージしたインスタレーションが和光ホールの中央を壮大に彩ります。
素材との深い対話による自らの修練の精華を集め、感性、素材、技術が三位一体となって奏でる、独創的な漆工の小宇宙ともいうべき表現世界の奥行きを、ぜひご堪能ください。


【 出品予定作家】 
気谷友子|きだに ゆうこ
定政慶美|さだまさ よしみ
佐藤繁仁|さとう しげひと
孫 苗|そん みょう
張 昌萍|ちょう しょうへい
辻 雅史|つじ まさし
保山勝利|ぼやま かつとし
松田朽|まつだ たくみ
山本雄一|やまもと ゆういち
(五十音順・敬称略)

雲龍庵 北村辰夫(うんりゅうあん きたむら たつお)

1952年
石川県輪島市生まれ。
1985年
北村工房設立。
2006年
NPO法人漆工研究会(SKK)を設立、代表理事を務める。
2010年
希龍舎(KIRYUSHA)を設立。石川県輪島市在住。

主なパブリックコレクション

メトロポリタン美術館(ニューヨーク・アメリカ合衆国)
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(ロンドン・イギリス)
オーストラリア国立美術館(キャンベラ・オーストラリア)
ニューサウスウェールズ州立美術館(シドニー・オーストラリア)
ビクトリア州国立美術館(メルボルン・オーストラリア)
ポーリン・ガンデル漆芸コレクション(メルボルン・オーストラリア)
ホチキンソン・コレクション(シドニー・オーストラリア)
ロサンゼルス・カウンティ美術館(ロサンゼルス・アメリカ合衆国)
ペギー&リチャード・ダンジガー・コレクション(ニューヨーク・アメリカ合衆国)
東京国立博物館・高円宮コレクション(東京)
伊勢半本店 紅ミュージアム(東京)
野村美術館(京都)
京都清宗根付館(京都)
伊勢神宮(三重)
金沢 21 世紀美術館(石川)

主なプロジェクト

2007~08年
甦る江戸の化粧道具―板紅 復興企画。
08~09年
若手漆芸家による腕時計文字盤制作企画。
09~11年
宇和島伊達家伝来品・十種香箱復元制作プロジェクト統括責任者。
11~12年
工藝×スウィングジュエリー制作企画。
13~14年
KOUGEI×時計文字盤展制作企画。
13~15年
「菊蒔絵貝桶一式」制作事業統括責任者。
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