ABOUT MANACOとは

和光の“和”と“光”をコンセプトにしたデイリー使用のバッグシリーズ。“和み”や“comfortable”に通じる持った時の心地よさにこだわり、明るく前向きな“光”のイメージでアクティブなモードで使っていただきたいバッグです。

VOICE デザイナーコメント

  • 和光からデザインのオファーを受けた際、最初にどのような印象を抱かれましたか?

    銀座・和光という、長い歴史と格式を持つブランドからお声がけをいただけたことに、まず深く感謝しています。和光は、本物や上質を真摯に伝える、銀座の中でも特別な存在だと認識しています。今回のご縁を通じて、自分のデザインや感性が、これまで和光に触れてこなかった方々にもその魅力を届けるきっかけになれたらと思うと同時に、その大きなブランドの一部を担うということに、強い責任とやりがいを感じ、ぜひ挑戦してみたいと思いました。

  • MANACOはどのようなアイデアから生まれたのか、デザインの着想やインスピレーションがあれば教えてください。

    MANACOのコンセプトは、和光の名前にある“和”と“光”という二つの言葉に込められています。“和”には、“なごみ”や“心地よさ”といった意味も込められており、持った時に柔らかく、手に馴染むような心地よいバッグを目指しました。“光”はMANACOの語源である“眼”と通じ、未来を見据え、前向きでアクティブな女性像をイメージしています。 デザインモチーフには自分自身を映し出す存在である眼の形、“丸”を用いています。日本の伝統的な円形モチーフとも通じ、包容力や柔らかさのある丸は“Comfortable”とも結びついています。

  • デザインをする上で、最もこだわった点や工夫した点はどこですか?具体的なポイントを教えてください。

    大きく3つの軸、「Material(素材)」「Shape(形状)」「Parts(パーツ)」で考えました。素材は、肌触りの良さ・機能性・環境配慮のバランスを追求し、快適かつ丈夫であることを目指した結果、“タイムレスな信頼感”が生まれたと思います。形状では、どこから見ても自然で美しい“丸さ”を重視しつつ、使いやすさを意識した有機的なラインを描いています。パーツに関しては、ファスナーや金具の色味、表ロゴや裏地に至るまで、ブランドの象徴としての意味を込めた選定を行いました。細部の一つひとつが、全体の印象を作ると考えています。

  • MANACOのデザインを通して、お客様にどのような体験や感情を提供したいですか?

    「お気に入りだから毎日持ちたくなる」そんな存在になることが理想です。手に取ったときの質感、使った時の安心感、鏡に映った時の嬉しさ。そのすべてを、さりげなく満たすバッグでありたいと思っています。そして、そのバッグが日常の中で静かに背中を押してくれるような、ポジティブな力を持てたら、と願っています。

  • MANACOのバッグが初めて完成した時、どのような気持ちでしたか?

    MANACOのバッグが初めて完成した瞬間、達成感や満足感よりも「これでお客様に何か感じてもらえるだろうか」という想いと、そこからが本当のスタートだという緊張感の方が強かったかもしれません。初めて和光というブランドに携わるにあたっては、他にはないオリジナリティを確実に込めることが求められ、それが一方的な自己表現にならないよう、受け入れていただける絶妙なバランスの中での挑戦でした。ですから、思い通りにできたかどうかを考える前に、すでに次の表現に気持ちが向かい、常にお客様との対話の中で答えを探し続けている、そんな感覚です。

  • 最後に、MANACOについて、お客様に一番伝えたいことは何ですか?

    “上質を知るあなたへ、日常の中で寄り添う静かな存在を”。MANACOは、日本の伝統色や造形美、そして現代の機能性を兼ね備えたバッグです。一見シンプルですが、持ったときにじんわりと伝わる「柔らかさ」「安心感」「凛とした気配」を、ぜひ感じていただきたいです。

01/06